第3回 サマーセミナー
今回のサマーセミナーは、瀬戸内海を一望できる鷲羽山下電ホテルをメイン会場に2日間開催しました。
1日目の分科会のテーマは
「困難な支援をどうしてる」~うちの取り組みをご紹介します~
各分科会とも、仕切り役の研修委員の軽妙な話術のおかげもあり、施設独自の課題であったり、個人的な悩みであったり、共通した愉快な話題であったり、他施設の職員だからこそ話せたこともあったようです。
課題解決までには至らなかったようですが、3時間半が短く感じるほど真剣にかつ楽しく有意義な話し合いができていたようでした。
その雰囲気そのままに懇親会に突入し、分科会では猫をかぶっていた人も、仮面を脱ぎ捨て、ボルテージも最高潮。えー、そこまで話しちゃう?という話題まで出たかどうかはわかりませんが。
こうして、1日目の夜は、瀬戸内海の穏やかな波の音とともに更けていきました。
2日目は、福祉協会各部会長の部会報告を、コーヒータイムをはさみながら、約2時間聴講しました。日ごろ、なかなか聞く機会の少ない部会報告は、法的な言葉も多くありましたが、施設で働く職員としては最低限の知識として、わかりやすく説明していただき、非常に理解しやすかったのではないでしょうか。
午後からは、この研修会で参加者が一番楽しみにしていたかもしれない、施設見学に出発しました。
見学先は、ひまわりの園(キョウセイ浦田)と王慈福祉会(王慈療護園・ベネヴィータ王慈)の2か所でした。
キョウセイ浦田は、障害者の方が高度な技術が求められる非常に厳しい職場で、他の従業員の方と何一つ変わりなく仕事をされていたことに驚き、そのため、会社として、障害者の方の安全をまず考え、障害者の方が普通に働けるような安全管理とシステム作りを徹底されていることにもう一度驚きました。
ベネヴィータ王慈は、岡山県初の地域密着型特別養護老人ホームと障害者支援施設、障害児通所支援の複合施設です。障害のあるお子さんをお持ちの高齢のご家族が一緒の建物で生活することもできるという、家族にとっては安心できる施設ではないでしょうか。また、屋上からの瀬戸内海の眺めは最高でした。
2法人の関係者の皆様には、業務多忙の中、丁寧な説明をしていただき、参加者全員感謝しております。ありがとうございました。
来年度も、ぜひ第4回を実施したいと思いますので、ご意見等ございましたら福祉協会までどしどしお寄せ下さい。
最後になりましたが、この2日間の研修が、参加された職員の皆様にとって有意義でかつ今後の糧となることを祈っております。
本当にありがとうございました。
研修委員長 小林 由典 ( 愛育寮 )