9月18(火)~19(水)にかけて、平成30年度サマーセミナーを開催いたしました。
今回は岡山市内のシティーホテル桑田町を会場に、岡山県内の会員施設・事業所の経験年数5年以下の職員を対象に、40名を超える参加者が集う中、障害福祉の現状を学び、サービスの種別や職種を超え、相互の交流を図ることを目的として開催され
ました。
初日は、「障害福祉情勢」として今年度より新たに就任された県協会会長、五代儀幸司氏による講義でした。
協会組織の役割や、支援者として大切にすべき視点を分かりやすく説明いただきました。
その後、当事者家族からのお話として、菅原摂子氏による「家族からのメッセージ」と題した講演を聴きました。
障がいのある子を持つ親として、「わが子の一番の理解者になりたい」「周りに理解してもらいたい」との想いであふれたエピソードの数々は、穏やかな語り口からも、聴く側の心に強く、そしてやさしく響くものでした。
午後からは4グループに分かれ、それぞれが事例を持ち寄りグループ討議(分科会)を
行いました。
取り組み例をグループで共有し、発表者が持つ悩みや不安にメンバーが共感しながらも、前向きに実践につなげていこうとする討議で、あっという間の3時間半でした。
夕食は会場を移し、情報交換会として食事やお酒を楽しみながら、参加者の交流の場となりました。
この企画は、宿泊を伴うこの研修の一つの醍醐味でもあり、若手職員にとっては他事業所の方々と交流できる貴重なものになったと思います。
2日目は、社会福祉法人旭川荘へ施設見学に行きました。
2グループに分かれ、入所・通所(生活介護、就労、
児童など)の様々な分野の施設を複数見学しました。
入所系の施設では、利用者さんが製作されているアート作品を間近で見ることができ、刺激を受けた参加者も多く、就労系の製品についてもディスプレイの工夫など、販売に関しても参考になりました。
今回の研修を通じ、多くの学びを得たこと、会員同士の交流を深めることができたことで、明日からの職務に対するモチベーションを高められた2日間となりました。
各事業所へこの熱気が届き、利用者さんのよりよい支援につながっていくことを願っています。